科学と心理 6
もしわたしたちがこの精神で科学について教えなかったとすれば、専門的な問いかけに関わるのは背信行為と言うことになります。
多くの学者にとって、このアプローチが社会的文脈における科学に対する唯一の、合法的で、学究的なものです。
「科学とは何か」という問いに閃わる理論的分野は、STSの主題全体の中心です。
もしこのような学問分野がまさしく存在し得るなら、見つけたことを伝え、それをSTS教育の基礎として確立するのがわたしたちの義務であるのは明白です。
通常の科学教育は、この問いに対する平凡な答を与えます。
科学は、科学的方法を適用することによって発展してきたのであり、その科学論的な正当化は哲学の中に見いだされると考えられます。
現役の科学者たちが科学哲学についてよく知っていることはまれであり、また彼らはその実際的な価値に極めて懐疑的だけれども、一方彼らは理科系の学生が科学哲学をほんの少しだけ学ぶのは良いことです。
「妥当」な科学のコースで、なるべく選択コースに入れたいと考えています。
この見解は、今や科学教育の中でしっかりと位置づけられたものです。