密教
敵を呪術的な霊力によって打ち負かす法には、さまざまなものがあります。
ここではまず密教の調伏法をご紹介しようと思います。
元来平和を旨とする仏教には、敵対するものを調伏するというような攻撃的な側面は希薄だった。
したがって、仏教でいう調伏とは、修行の妨げとなる煩悩を克服することが目的だった。
煩悩は悪魔に例えられ、悟りを開いた釈迦のもとにもこの悪魔がやって来て誘惑した。
そのとき釈迦が右手の人差指を地面に触れると、悪魔は退散したといわれています。
この行為が何を意味するかはわからないが、仏教における原初の調伏法であったことは間違いないでしょう。
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